古本・古書について

そもそも古本と古書はどう違うのでしょうか?
三省堂の大辞林 第三版によると

ふる・ほん〈古本〉
・読みふるした本。
・刊行されてから時を経た本。古書。

こ・しょ〈古書〉
・昔の書物。
・古本(ふるほん)特に、名指しで買われるような価値ある古本をいう。「-展」「-売買」

となっており、一度人手に渡った本である「古本」という大きなくくりの中に、「古書」という特に価値があったり、昔の本であったりというものが含まれる。という解釈になるでしょうか。

古本の中で古書が高く売買される理由

1

需要と供給の関係

古本の価値基準として、最もわかりやすいのが需要と供給の関係です。
人気のある本は、大量に印刷されて世の中に出回ります。
つまり古本の市場に、読み終わった本が大量に入ってくることになります。話題になっている間は元の値段の半値以上で売買されることになりますが、需要に対して供給量が多くなるため、一定の期間を過ぎると古本としての価値は下がっていきます。
 

逆に人気があまりなく、印刷された数が少ない本は、必要とされる方は少数ですが供給量がそもそも少ないため、需給のバランスから古本として高値になる可能性が高くなります。
稀にですが、後世になってから評価されたり注目されたりする本もあります。
美術の世界で例えると、ゴッホの絵は作者の死後に初めて評価され、高値になっていきます。

また昔の本は、現存する数がどんどん減っていく可能性が高く、当然ながら需要に対しての供給量の関係で高値になっていきます。  

2

初版本と重版本

コレクターが求める古書の中で、初版本は特に人気があります。
そもそも本は印刷物ですので、作成するにはインクを紙に乗せるための刷版を作る必要があります。最初に作られた刷版で印刷した最初の本を「初版」といいます。
同じ刷版を使って増刷した場合は、「初版第2刷」「初版第3刷」などと呼び、古本屋ではこれらを初版本として扱いません。
 

また、人気のある作家の本は、一定数売れることが見込まれるため、最初から大量に印刷します。ところが新人などの名前の売れていない作家の本は、どのくらい売れるのかが未知数なため、最初に印刷する数は限られます。そのため供給される量が限られ、将来的に高値で売り買いされることにつながっていきます。

そのうえ、増刷の際には初版で見落とされていた誤字や脱字、社会的に受け入れられなくなった表現などは修正されたり、削られたり、場合によっては作家自身の手で一部書き直されたりといったことが行われます。

初版と第2版以降で内容まで違うとなると、結果的に古本であっても価値が上がるというわけです。

3

文献・研究資料としての利用

昔の本、例えば江戸時代以前の和綴じ本をはじめ、古文書や古地図などのなかには、高い値段が付くものがあります。
例えば大学の教授などの研究者、図書館や博物館、個人研究家など、過去の文献を利用して論文を書いたり、展示物として利用したりといった形で一定の需要があります。
 

ジャンルも学術書や研究書、専門書といった人文・理工学の本にはじまり、歴史研究などに使われる古地図や美術書、刷り物などジャンルも様々です。
価値基準にしても歴史的価値の高いもの、美術品としても価値の高いもの、学術的価値の高いものなどがあり、きわめて古いものから、古くはないものの現在は入手が困難なものなどこちらも様々です。

古いからといって価値があるわけではありませんが、お家に古い本がある場合は一度査定してみることをお勧めします。
 

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